當山みれい「P.S.等身大のラブソング」をAqua ...

2018年で活動休止を発表したAqua Timezの代表曲「等身大のラブソング」に対するアンサーソング「P.S.等身大のラブソング」をシンガーソングライターの當山みれいさんがリリースしました。
著者はAqua Timezのファンで、大変申し訳ないことに當山みれいさんのことはアンサーソングが出るというニュースで知りました。
楽曲の配信日にApple Musicで検索してみたところ、「P.S.等身大のラブソング」がアップされていたので、せっかくなので聴いてみることにしました。

Apple Music

※原曲

アレンジの印象

等身大のラブソングへのアンサーソングはすでに2人組の女性ユニットMK-twintyが「等身大のラブソング～女子道～」として発表していました。

女子道バージョンがテンポやメロディ・コード進行などを原曲に寄せてきているのに対し、今回のP.Sはがっつりと変えてきています。
原曲や女子道はハッピーな印象を受けるレゲエのリズムですが、P.Sはキラキラ感のあるゆったりとしたR&Bになっています。
また、サビ以外のメロディは大きくアレンジされて原曲とはかなり異なっています。
編曲を大物アーティストの作曲・編曲に携わった遠藤ナオキさん、Ryota Saitoさんがされているとのことで（お二人の実績本当にすごいです。リンク先を確認してみてください）、ポップスとしてすごく聴きやすく無理のないアレンジになっています。
原曲がカノンコードなので美しくアレンジできるポテンシャルは高い思うのですが、原曲に出てくる《不器用な彼氏》と暖かい愛を育んでいる《優しくてしなやかな彼女》の気持ちや関係を綺麗に表現しているという印象を持ちました。

歌詞は一般的なカップルの女性側の心理を綴っていますが、韻をちゃんと踏んでいるのでただの日記感は少なく詩的に感じられます。
不器用な彼氏を心配しつつ、大きな愛をもって一緒に歩んでいく決意が伝わってきます。

そして透明感のある當山みれいさんの声と確かな歌唱力でこれを見事に歌い上げています。

感想

原曲のカバーやアンサーソングというものはファンからするとあまりいい印象でないことが多いのかなと思いますが、今回の「P.S.等身大のラブソング」は編曲の完成度の高さ、當山みれいさんの歌唱力の高さもあって自分としてはとても素敵なものになったなと思っています。
Aqua Timezのファンも一度聴いてみて損はないと思っています。
また、曲自体がとてもかわいいので、カラオケで女の子がこれを歌ったら男の子はメロメロになっちゃうんじゃないかと思います。笑
原曲に知名度があるので盛り上がりの方面でも問題ないはずです。

「P.S.等身大のラブソング」はどうやら配信シングルのようなので、CDは原曲が収録されたAqua Timezのベストアルバムを紹介。